巻き爪外来
巻き爪外来
爪が巻いてしまう「巻き爪」や、爪の角が肉に食い込み、炎症を起こし、痛みを伴う「陥入爪」で悩んでいる方が沢山いらっしゃいます。そうした症状に対して、爪を切ったり、抜爪などの処置がよく行われます。しかし、一時的に症状は和らぎますが、爪が伸びてくると、再度巻き爪になったり、前より爪が食い込む結果になります。
当院では、以下のような治療法で、なるべく爪を切らない、治療を行っています。
軽度の陥入爪に対しては、肉に刺さった爪の角に、米粒ほどに丸めた綿花を挿入します。肉が下に押されて爪が刺さらなくなり、痛みが取れます。入浴も可能です。軽度の陥入爪はコットン・パッキング法だけでも、改善します。
形状記憶合金のワイヤーを用いて、爪の矯正をする方法です。爪の先端に穴を2つあけ、ワイヤーを挿入します。ワイヤーが伸びる力を利用して、巻き爪を矯正します。装着時に痛みはなく、入浴・運動制限もありません。
専用のワイヤーを爪の左右に引っかけて、フックで巻き上げ、爪を矯正する方法です。弾性ワイヤーと違って、爪が伸びていなくても、装着できます。ワイヤーは爪が伸びるとともに、前方に移動するため、3~4ヶ月ごとに付け替えます。装着時に痛みはなく、入浴・運動制限もありません。